ワイヤレスイヤホンは種類が多いから選ぶのが大変です。
初心者だと知識がないので、何を基準に選んだら良いか分からないため、迷っている方も多いはず。
どうせ買うなら満足のいくワイヤレスイヤホンを手に入れたいですよね。
つい最近、僕はワイヤレスイヤホンを立て続けに2台購入しています。
最初はサッパリでしたが、時間をかけて徹底的に調べたうえで選びました。
その甲斐あって、本当に満足のいく買い物ができたし、2台共とても気に入っています。
そこで得た知識やポイントをシェアしたいので、ぜひ参考にしてください。
この記事では、「失敗しないワイヤレスイヤホンの選び方」を初心者にも分かりやすく解説しています。
✔︎ ワイヤレスイヤホンを上手に選ぶコツ(おすすめ)
✔︎ 絶対に押さえるべきポイント(必須)
✔︎ チェックしておきたいポイント(好み)
この記事を読めば、以下のことが得られるはずです。
✔︎ ワイヤレスイヤホンの選び方がわかる
✔︎ チェックするポイントがわかる
✔︎ 納得のいく買い物ができる
✔︎ 自分に合ったお気に入りのワイヤレスイヤホンが手に入る
ワイヤレスイヤホンは普段からよく使うアイテムなので、上手に選んで快適なライフスタイルを手に入れてください。
ワイヤレスイヤホンの選び方:【コーデック】を確認
コーデックです!
そして、結論から言うと、
• iPhoneユーザーなら「AAC」対応のイヤホン
• Androidユーザーなら「aptX」対応のイヤホン
「コーデック」とは
音声を圧縮する方式のことです。
Bluetoothで音声データを伝送するとき、そのままだとデータ量が多いので圧縮して伝送します。
その音声を圧縮する方式のことをコーデックと呼びます。
コーデックにはいくつか種類があり、それによって音質や遅延に影響します。
もちろん、ワイヤレスイヤホンの品質がコーデックだけで決まる訳ではありません。
とはいえ、大きく左右されるのは確かなためワイヤレスイヤホン選びにおいて最も重要なポイントになります。
ワイヤレスイヤホンで対応している主なコーデックは以下の3つ。
コーデック | 音質 | 遅延 | 概要 |
---|---|---|---|
SBC | 標準的 | 感じる 220ms |
全てのBluetooth対応機器に対応 |
AAC | 高音質 | SBCより少ない 120ms |
主にiPhoneで対応 |
aptX | AACより高音質 | AACより少ない 70ms |
主にAndroidで対応 |
「SBC」は標準仕様のコーデックなので、全てのワイヤレス機器が対応しています。
圧縮効率が悪いので遅延が大きく、音質も普通です。
「SBC」だけにしか対応していないワイヤレスイヤホンは、比較的安価で低品質のものが多く見られます。
少しでも高品質でコスパの良いワイヤレスイヤホンを求めるなら、コーデックが「AAC」か「aptX」に対応しているモノを選んでください。
なお、接続する端末も同じコーデックに対応している必要があります。
上の表にもある通り、iPhoneは主に「ACC」、Androidは主に「aptX」に対応しているので、
コーデックは接続するイヤホンと端末が相互に対応していないと適応されないので要注意!
AAC(又はaptX)がどちらか片方でしか対応していない場合、お互いに必ず対応している「SBC」が適応されます!
適応されるコーデックの関係性 | ||||
---|---|---|---|---|
端末/イヤホン (対応コーデック) |
イヤホンA (SBC) |
イヤホンB (SBC・AAC) |
イヤホンC (SBC・aptX) |
イヤホンD (SBC・AAC・aptX) |
iPhone (SBC・AAC) |
SBC | AAC | SBC | AAC |
Android (SBC・aptX) |
SBC | SBC | aptX | aptX |
ちなみに、コーデックは他にも上位互換のものや、メーカー独自のものがいくつかあります。
・aptX LL
・aptX adaptive
・LDAC
・Samsung Scalable Codec
・HWA
・aptX Voice
ただ、最初はとりあえずSBC・AAC・aptXの3つだけ知っておけば大丈夫です。
ワイヤレスイヤホンの選び方:【イヤホンタイプ】を選ぶ
まずはイヤホンタイプから選ぶことをオススメします。
✔︎ 左右一体タイプ
✔︎ ネックバンドタイプ
✔︎ 左右独立タイプ
イヤホンタイプから選ぶ理由は3つ。
✔︎ 選びやすい
使い勝手などがイメージしやすいので選びやすい。
✔︎ 調べやすい
レビューやランキングなどの情報が、タイプ別にカテゴライズされていることが多いため調べやすい。
✔︎ 選択肢が絞れる
イヤホンタイプを決めてしまえば選択肢を大幅に絞ることができる。
「左右一体」タイプ
左右のイヤホン本体同士がコードで繋がっているタイプです。
ワイヤレスイヤホンの代表的な形といえます。
✔︎ 軽い
比較的軽い製品が多く、長時間使用しても疲れにくいのが魅力。
✔︎ コンパクトにまとまる
コンパクトにまとまり、意外と絡まりにくいので持ち運びにも便利です。
✔︎ 落下・紛失しにくい
落下や紛失の恐れが少ないので、安心して使用できます。
✔︎ 連続再生時間が短め
構造上、搭載するスペースが少ないので、連続再生時間は比較的短めな傾向。
✔︎ 左右にズレやすい
コントローラーやバッテリーが片側にまとめられているモノは、バランス的にズレやすいので注意です。
✔︎ 運動中に使う人
✔︎ 落下・紛失が心配な人
✔︎ ワイヤレスイヤホン初心者
「ネックバンド」タイプ
こちらも左右のイヤホン本体同士が繋がっているタイプ。
首にかける部分が形状記憶素材などのしっかりとした素材になっています。
✔︎ 装着が安定する
首にかかる部分がしっかりしているので、装着はかなり安定します。
✔︎ 連続再生時間が長め
構造上、大きなバッテリーを搭載できるので連続再生時間の長いモデルが多いです。
✔︎ 高音質・高性能モデルが多い
上と同じ理由で高音質・高性能のモデルが豊富です。
✔︎ 落下・紛失しにくい
装着が安定するので、落下や紛失のしにくさは左右一体タイプ以上。
✔︎ 若干重め
左右一体タイプと比べると若干重め。首の装着感が苦手な方もいるかもしれません。
✔︎ コンパクトにならない
バンド部分が折りたためないモデルもあるので注意したいところです。
✔︎ 運動中に使う人
✔︎ 落下・紛失が心配な人
✔︎ バッテリー持ち・音質を重視したい人
「左右独立」タイプ
本体がコードで繋がれてなく、左右が完全に独立しているタイプ。
・完全ワイヤレスイヤホン
・トゥルーワイヤレスイヤホン
・フルワイヤレスイヤホン
・TWS(True Wireless Stereo)
とも言います。
✔︎ コードがない
何と言ってもコードのストレスから解放されます。
✔︎ 小さくて軽い
本体は小さくて軽いうえ、ケースも付いているので持ち運びが便利。
✔︎ 長時間再生可能
ケースに充電機能が備わっているため、長時間再生が可能です。
✔︎ デザインが美しい
コードがないので、外見がとても美しい。所有欲がかなり満たされます。
✔︎ 落下・紛失の可能性が高い
耳から外れると落下してしまうので、紛失しやすいのが最大のデメリットです。
✔︎ 連続再生時間は短め
イヤホンのみの連続再生時間は短め。ケースで充電しながら使用します。
✔︎ 耳から出っ張る
デザインによっては、装着時に正面から見ると耳からかなり飛び出て見える製品もあります。
✔︎ コードにストレスを感じる人
✔︎ 装着時の見た目に気を使いたい人
✔︎ 所有欲を満たしたい人
✔︎ 最新のテクノロジーを感じたい人
これから間違いなく主流になるので、ぜひ1つは持っておきたいタイプです!
ワイヤレスイヤホンの選び方:【イヤホンの形状】を選ぶ
イヤホンタイプを選んだら次は、イヤホンの形状を選ぶと良いです。
✔︎ カナル型
✔︎ インナーイヤー型
理由はイヤホンタイプとほぼ同じ。
✔︎ 選びやすい
使い勝手などがイメージしやすいので選びやすい。
✔︎ 選択肢が絞れる
イヤホンタイプを決めてしまえば選択肢を大幅に絞ることができる。
「カナル」型
カナル型とは耳栓のように耳の穴にイヤホンを入れ込むタイプ。今主流のイヤホン形状になります。
✔︎ 装着が安定する
耳穴にしっかりフィットさせるので、安定した装着感が得られます。
✔︎ 遮音性が高く、音漏れが少ない
密閉度が高いので音漏れが少ないされるので遮音性が高く、音漏れが少ないのも大きなメリット。
✔︎ ダイレクトに音が届く
✔︎ 品数が豊富
✔︎ イヤーピースで音質・装着感をカスタマイズできる
ダイレクトに音が届くので、迫力があり、ひとつひとつの音が聞き取りやすいのが特徴です。
カナル型は主流となるイヤホン形状なので、品数が豊富て選択肢が多いのも魅力的。
さらに、イヤーピースが取り替え可能なので、音質・装着感を自分に合ったものにカスタマイズすることもできます。
✔︎ 耳への負担が大きく疲れやすい
✔︎ 違和感を感じやすい
✔︎ 外部の音が聞き取りにくい
耳穴に差し込むので、長時間使用すると疲労感や痛みを感じやすいのが少し弱点。
初めての人は違和感を覚えるかもしれません。
遮音性の高さはメリットではありますが、外部の音が聞き取りにくくなるというデメリットでもあります。
✔︎ 安定した装着感が欲しい人
✔︎ 音楽をしっかり聞きたい人
「インナーイヤー」型
インナーイヤー型は耳の入り口にはめ込むようにして装着するタイプ。
昔は主流だったみたいですが、カナル型が主流になった今、徐々に減ってきている印象です。
インナーイヤー型イヤホンのメリット・デメリットは以下の通り。
✔︎ 音の臨場感や空間を感じやすい
✔︎ 耳に優しく疲れにくい
✔︎ 外部の音も聞き取りやすい
耳穴に入れ込まないので耳への負担が少なく長時間使用しても疲れにくいのが特徴。
音響部分と鼓膜との間に空間が生まれるため、音の臨場感・空間を感じやすいとされています。
密閉度がそれほど高くなく、外部の音も聞き取りやすいので外出先でも安心です。
✔︎ 装着が少し不安定
✔︎ 遮音性が低く、音漏れしやすい
✔︎ 品揃えが少ない
ただし、耳に浅くはめ込むので遮音性は低く、装着感は少し不安定。音漏れもしやすくなります。
なお、主流のカナル型に比べて品数が少ないため、選択の幅が狭いのも弱点です。
✔︎ 耳の閉塞感が苦手な人
✔︎ 外部音を遮らず、外でも安全に使いたい人
ワイヤレスイヤホンの選び方:【機能・性能】で選ぶ
イヤホンタイプと形状である程度絞ったら、自分の用途に合うものを選んでいきましょう。
その際に、重要なポイントは5つあります。
✔︎ 連続再生時間
✔︎ 装着感
✔︎ 操作感
✔︎ 防水性能
✔︎ ノイズキャンセリング
「連続再生時間」
ワイヤレスイヤホンの連続再生時間はとても重要です。
できれば連続再生時間の長いものを選びましょう。
以下の表は、イヤホンタイプ別に連続再生時間の目安をまとめたものです。
連続再生時間の目安(イヤホンタイプ別) | |
---|---|
イヤホンタイプ | 連続再生時間 |
左右一体タイプ | 10時間 |
ネックバンドタイプ | 20時間 |
左右独立タイプ | イヤホン:6時間 ケース:20時間 |
これを目安に、連続再生時間をチェックしてみてください。
なお、「左右独立タイプ」のイヤホンの場合、ケースに充電機能が備わっています。
イヤホンとケースそれぞれの連続再生時間をチェックしましょう。
「装着感」
ワイヤレスに限らず言えることですが、装着感はとても大事です。
✔︎ 音質
✔︎ 使い勝手
✔︎ 落下・紛失防止
その場合は、イヤーピース・イヤーフィンが豊富に付属しているかをチェックしましょう。
イヤーピースを替えることで装着感やフィット感を調整できます。
必ず自分に合うものが見つかるはずです。
ただし、インナーイヤー型のイヤホンはそもそもイヤーピースがつかないので要注意です!
「操作性」
ワイヤレスイヤホンの使い勝手に大きく影響するのが「操作性」です。
最近では、イヤホン本体で様々な操作ができるようになっています。
・ボリューム調整
・音楽(再生・一時停止・早送り・巻き戻し)
・電話対応(受ける・切る・拒否)
・音声アシスタント(Siriなど)の起動
・長押しで電源ON・OFF
・2回タップで音量をあげる
・3回タップで早送り
などなど
左右独立タイプの場合、「タッチセンサータイプ」と「物理ボタンタイプ」があります!
これも操作性に大きく関わるのでチェックしてくださいね!
「防水性能」
使用するシチェーションによっては、防水性能は必須になります。
✔︎ 屋外
✔︎ お風呂
✔︎ スポーツ
✔︎ アウトドア
等級 | 内容 | 種類 | 解説 |
---|---|---|---|
IPX0 | 保護されていない | 防水としては期待できないレベル | |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない。 | 防滴1形 | |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 | 防滴2形 | |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 | 防雨形 | 小雨・ちょっと濡れるくらいなら大丈夫なレベル |
IPX4 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。 | 防沫形 | 雨の日・濡れた手で触わっても大丈夫なレベル |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない。 | 防噴流形 | 大雨・流水で洗えるレベル |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない。 | 耐水形 | 滝行・流水で洗えるレベル |
IPX7 | 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に侵入しない。 | 防浸形 | 多少なら水中で使えるレベル |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない。 | 水中形 | 水中で使えるレベル |
屋外やスポーツで使うなら最低でもIPX4は必要です。
お風呂で使うのであればIPX5以上は欲しいところですが、IPX5・6だと水没には対応していないので注意が必要です。
お風呂などの水場でも安心して使用したいのであればIPX7以上のものを選ぶといいですよ。
「ノイズキャンセリング」
外部の音(騒音など)を取り除いてくれる機能のことです。
外部の音を取り除くことで、イヤホンから流れる音をよりクリアに聞くことができます。
通学・通勤の電車内など、騒音の多い場所でよく使用する方はノイズキャンセリング機能はずせません。
ただし、「ノイズキャンセリング」と表記している場合でも、2種類あるので要注意です。
✔︎ アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)
外部の音をデジタル処理によって取り除く機能。
これが一般的にイメージしているノイズキャンセリング機能になります。
✔︎ パッシブ・ノイズキャンセリング(PNC)
イヤホン本体やイヤーピースの形状により、物理的にノイズ(騒音)を防ぐもの。
単純に遮音性が非常に高いということです。
どちらも「ノイズキャンセリング」とだけ表記している場合が多いので、「アクティブ」なのか「パッシブ」なのかはしっかり確認しましょう。
稀に、通話での自分の声をよりクリアにする機能を「ノイズキャンセリング」と謳っている製品もあります。
これは、クリア・ボイス・キャプチャー(cVc)と呼ばれるもの。全くの別物なのでお間違えのないように。
ワイヤレスイヤホンの選び方:【レビュー】を見る
「これ良いな〜」と思えるものが見つかったら、購入する前に必ずレビューを確認しましょう。
なぜなら、実際に使っている人の意見には、スペックでは分からない情報があるからです。
もしかしたら、あなたが期待している程のモノではないかもしれません。
買って後悔しないために、レビューは必ず確認してください。
僕がオススメするレビューの見方は2つ。
✔︎ アマゾンの低評価レビューを見る
リアルな不満や問題点が知れるし、商品説明からでは絶対に得られない情報だからです。
✔︎ 人気ガジェットYouTuberのレビュー動画を観る
たくさんのワイヤレスイヤホンをレビューしているので、比較ができる。
僕が特に参考にした、ワイヤレスイヤホンに特化したガジェットYouTuberもご紹介します。
3人ともたくさんのワイヤレスイヤホンをレビューいています!
解説もめちゃくちゃ分かりやすいのでオススメです!
まとめ〜ワイヤレスイヤホンの選び方!
おさらいするとこんな感じ。
- イヤホンタイプを選ぶ
- イヤホンの形状を選ぶ
- コーデックを確認する
- 性能・機能で選ぶ
・連続再生時間
・装着感
・操作性
・防水性能
・ノイズキャンセリング - レビューを見る
ぜひ参考にして、選ぶところから楽しんでください!
そして、自分ピッタリの最高のワイヤレスイヤホンを見つけてください!